ご利用企業様インタビュー紹介
株式会社CLUTCH様
[お話を伺った方]
- 代表取締役社長
- 中西 勇治 様
テレワークに適した人材を5分の1の労力で獲得できました
Webを活用して商品やサービスを販売したいお客様へ「結果にコミットするWebマーケティング」戦略を提案する株式会社CLUTCH。
コロナ渦における影響でWebマーケッターの需要が高まっていること、また、同社は業務を完全テレワークにシフトしており、先進的で柔軟な考えを持つ社風に惹かれる人も多く、求人への応募数が増加しています。
そんな中、「正社員の採用における質」と「採用の生産性」の向上を目的に動画選考「ITSUMEN」を活用していただきました。
「ITSUMEN」を活用するに至った経緯や導入後の効果、そして変化を伺いました。
Q:ITSUMNの導入をご検討いただいた理由・背景についてお聞かせ下さい。
今回の採用において弊社では業務を完全にテレワーク化(テレワーク推奨している企業として)したことで応募がたくさんきそうだなという予測をしておりました。案の定予測は当たり、求人を出すと多くの応募がありました。
応募はたくさんあったのですが、応募者様全員を同じ時間をかけて採用することは難しいということ、また前提がテレワークでの採用となりますのでテレワークのスキルが高いかどうかという点が採用基準として重要になると考えていました。
そういったテレワークへのリテラシーを見るうえで、事前に動画を撮って送ってもらうという恐らくみんなまだ慣れていない新しい手法に対して、応募者様が「どう自分を見せれば選考が通過するか」という工夫が出来るかどうか、を確認できるという点で動画選考が役に立ちそうだなと思いました。
また、面接って7~8割程度は第一印象で決まる部分が大きいと思うのですが、応募が来た人を全て面接して、というのは正直不可能ですし、可能な限り呼んだとしてもそこで使う時間というのは膨大になってしまいます。
そういった時間を削減しながらも、動画で第一印象を確認できるという点にメリットを感じて導入を決めました。
今回は急募だったこともあり、採用の質をできるだけ高めるために動画選考実施しての合否を私が付けていたのですが、その結果(合否)を見た他の人事担当が感想として「結局人間って第一印象が10割なのかも」と言っていて、採用フローにおける第一印象の見極めの重要性を改めて感じましたね。
Q:ITSUMENを利用した採用フローを教えて下さい。
まず、今回の採用で言うと応募者様が300~400人くらいいたのですが、応募時点の書類で明らかにスキルが期待出来て即戦力になりそうな人は動画選考をパスしていきなり面接というパターンなんですけど、書類だけだとよくわからない人って沢山いるじゃないですか(笑)
実際の応募者様の履歴書を見ていると7割~8割くらいは正直面接に呼ぶべきかどうかよくわからないので、そういった方にまずはITSUMENで動画選考をお願いしますと伝えるようにしました。
それで大体半分~6割くらいは動画を送ってこずにフェードアウトするのですが、結果はそれで良いと考えていて、しっかり志望度の高い人だけをフィルタリング出来ていると思います。
それで動画選考に通った人を僕が面接しているのですが、動画選考に通った人は今回100%面接に来てくれました。動画選考を実施する前だと面接実施率は6~7割くらいかなという印象です。
動画選考に通った人は1次~2次面接を実施するというフローです。
Q:ITSUMENを導入してから、正社員採用はどのように変化しましたか?
以前までの正社員採用では、書類選考を行い、面接オファーをして、1次面接を設定して、採用担当者が対応し、最終的に2次面接を私(代表取締役社長 中西様)や幹部が行い、採用を出すという流れでした。
動画面接ツール「ITSUMEN」を導入したことにより、入口の部分が大きく変化したと感じています。
人事担当者や幹部のメンバーが面接をする時間が以前と比べるとかなり削減できました。
採用においては、書類選考やメールのやり取り、面接にものすごく時間がかかりますし、我々経営陣も面接すべきなのかどうかを全て把握は出来ないですし、一人ひとりに対して「この人どうですか?」と連絡が来てそれに対応するだけでもかなりの時間を使うんですよね。
「ITSUMEN」を導入したことにより、そこがグッと短縮されて、僕の目で、動画で第一印象見て合否を判断していくだけなので、自分にかかる時間は大きく削減できました。
僕の好みが反映されてしまいますが、ただ実はそこが一番ぶれないところだと思うんですよ。採用の入り口のところと、採用のキーマンの時間が削減されたというのが今まで一番違う点だと思いますね。
他の担当も含めると、そもそも日程調整もいりませんし、管理システムに入力する作業もなくなりました。実際に今までと比べると全体でかかった時間は5分の1くらいだと思います。
それから、やはり応募をして下さる方は凄く頑張って履歴書を書いて下さるのですが、その分どうしても履歴書と実際あった時にギャップがある方も多くて。
事前に動画で見ることで、文章ではわからない、そして採用にとって一番重要な人間性のようなものが書類選考のタイミングで判断できるというのが一番大きなポイントだと思います。
Q:応募者の動画を見てどういったところで判断をされているのですか?
例えばちゃんと何かを話そうとしてカンペなんかを用意されている方はいいほうですね。
事前に「こういったことを話そう」と準備があったわけで面接に取り組む姿勢が伝わって来ます。
面白いところで手書きのイラストとかボードを使って自分の実績なんかをプレゼンしている人もいました。話し方や表情などの第一印象もそうですし、工夫しているかしていないか、結構それだけでもその人のことを知る上では十分すぎる情報は得られているんですよね。
面接するかしないかの判断くらいはそれでできるので、そこがふるいにかけられるのはすごくよかったですね。
逆に、行き当たりばったりでまとまりのない話をされる方や、「3分程度の動画でお願いします」と指示が出ているのに10分くらい話してしまう方なんかはやはり我々の会社には合わないなと思ってしまいますね。
また、今回はテレワークでの採用が前提となっておりましたので、動画の中で映像がすごく暗いとか、余計なものが映り込んでしまっているとかそういった環境が整えられない方は厳しいのかなと。
Q:ITSUMENで実際に採用された方にギャップはありませんでしたか?
全くありませんでした。
動画面接をしてから1次面接をする際のギャップもほとんどありませんでしたね。
どの応募者様もなんですけれども、事前に動画の情報を見てその方に抱いていたイメージと面接を実際にした時の情報の相違はほとんどなかったですね。
そういった意味では、動画面接をやってよかったと感じております。
Q:動画選考するにあたって何か工夫されたことはありますか?
採用って我々が選ぶことも大事ですが、それ以前に求職者から選んでいただくことも大事だと思うんですよ。
今回は時間がなく実施出来なかったのですが、普段は我々のHPを見てから面接に臨んでくださいとか、youtubeに我々がアップしている動画を見ることで会社のビジョンや会社の中メンバーの雰囲気や僕(代表取締役社長 中西様)との距離感、どういう人に来てほしいと思っているか、ということがわかるので、ある程度事前に自分で情報を調べて準備しておいて下さい、というのは働きかけるようにしていますね。
しっかり会社のメッセージを事前に知ってもらうことで共感していただける求職者はモチベーションが上がるので、本気になってくれるかもしれない。
実は今回動画選考で残念ながら選考に漏れてしまった方の中には我々のメッセージを知らなかったがために本気になれなかった人がいるかもしれないので、そういった部分を事前に伝えられるといいなと思います。
是非ITSUMENにもそういった機能を入れて欲しいですね(笑)
Q:業界や貴社の周りではテレワークを選考基準にされているところはありますか?
IT業界ってもともとテレワークでのリテラシーって高いじゃないですか。結構IT系企業はテレワークにシフトしている状況も多いと思うんですけど、これからの時代、テレワークスキルが高いかどうかって最低限必要だよね、という話をよく経営者仲間としています。
昔で言えば男がビシッとしたスーツを着て会社に行くのと同じくらいのレベルでお金をかけてテレワークの環境が整っている、というのがこれからの時代必要なのだと思います。
弊社ではテレワーク環境において従業員にできるだけ自分で自分を良く見せるように工夫するように指導しています。
例えばテレワークなのに画面がすごく暗いというだけでなんとなく仕事ができない人に見えてしまうんですよ。
あとは画面のアングルが下からになっているだとか、変な自然光が入ってしまっている場合もありますし、そういったところを解消してテレワーク環境において自分で自分を良く見せる工夫をしている人はテレワークスキルが高いと思いますし、今後そういったところが採用においても重要になってくるのではないかと思います。
貴重なお話を聞かせていただきありがとうございます。お忙しい中、お時間を割いていただき誠にありがとうございました!
※記載内容は2021年2月現在のものです。