ITPの概要と対策について

イメージ図
 

ITPとは

ITP(Intelligent Tracking Prevention)とは、9月下旬に公開されたApple・iOS11のwebブラウザ「Safari」に搭載された、サイトトラッキングの抑止機能です。
ITP機能は、デバイスで収集したデータの統計に基づいて、ドメインごとにクロスサイトトラッキング(サイトを横断して情報収集をすること)の能力があるかを機械学習によって分類します。

例えば「thirdparty.jp」という外部ドメインが、ITP機能によってクロスサイトトラッキングをおこなう能力があるドメインであると分類されたとします。
その状況のもと、ユーザーが閲覧しているドメイン「example.jp」にアクセスし、「example.jp」から見て、サードパーティドメインとなる「thirdparty.jp」 との通信が発生する場合は、クロスサイトトラッキングが制限されることがあります。

ITPとは
 

ITP機能が働く場合

webサイトにアクセスすると、ログイン情報が保持されていたり、そのサイトで見た商品が別のサイトで広告として表示されていたりすることがありますが、これはCookieという技術を使って成り立っています。

ITP機能がどのように働くか具体例を上げてみます。
例えば、ITP機能によってクロスサイトトラッキング能力があると分類されたドメインが、アクセスしているwebサイト上でサードパーティCookieを利用(クロスサイトトラッキング)しようとしたとします。
すると、その時にITP機能がサードパーティドメインによるCookieの読み取りを制限する、というものです。


▼現在までで発表されているITP機能が働いた場合のCookie制限期間
①接触(クリックや操作など)から24時間以内
サードパーティCookieとしての利用が可能です。
なのでクロスサイトトラッキングを行うことが出来ます。
②接触(クリックや操作など)から24時間~30日まで
24時間経過するとCookieがSafariによって分割され、サードパーティCookieとしての利用はできなくなります。
ログイン関連のデータの利用はできるものの、クロスサイトトラッキングを行うことはできなくなります。
③接触(クリックや操作など)から30日以上
サードパーティドメインのCookie情報は完全に削除されます。

要するに、リダイレクト方式などのサードパーティのCookieを計測方法としていた、ASP・計測システム・ネットワークなどは、クリックから24時間以上の成果計測(ターゲティング配信)などが不可能になってしまいます。

 
ITP接触制限

ITP機能の対策

弊社の対策としては、ファーストパーティCookieを利用してトラッキングする方法となります。

具体的には、現在のリダイレクト時に計測パラメータを付与し、遷移先(LPなど)に設置された計測タグによって、ファーストパーティCookieとして計測ができるようになります。

システム運営者および広告主様にやっていただく作業は下記の2つとなります。

①遷移先(LPなど)に計測タグを設定する。
②成果通知タグをimgタグからJSタグへ変更する。

ただし、LPからCVページの間にLPのドメインと異なる場合には、別途、別ドメインの入り口ページに計測タグを設定する必要があります。

また、上記のようにドメインが異なる場合、離脱してからの再来訪の成果が計測できない場合があります。
その場合には計測タグが設定された入り口ページを通っているかご確認ください。

 
ITP機能対策

まとめ

今回のITPでは、コンバージョン計測が正確に行えない場合がでてきたり、Cookieで配信しているターゲティング広告などへ影響してしまいます。
自社が使用しているシステムやツールはITP対策ができているのか、対策されていない場合にはどのくらいの損失が出ているのか確認する必要がありそうです。
(2017年10月データのsafariブラウザの普及率は49.14%とのことです)

私たちも各社の対策を確認しながら、今後のITPの動向に注意していきたいと思います。




「アフィリエイトアド」について詳しくはこちら

アフィリエイトアドに関するお問合せはこちら

上記内容で入力内容を確認しました